

続いては配線作業です。
動画ではアルミ製ケーブルを使用していますが、
基本的には高負荷系には銅線、低負荷系にはアルミ線を使うのが良いとされていますが、
小規模な設備ですし、初心者なので扱いやすいアルミ線を使っています。
銅線は長時間作業していると、指がつるほどしんどいです(笑)
特に細かい作業ほど難しいので、
初心者の方や力に自信のない方は、アルミ線でも問題ないでしょう。
まずはケーブルを固定点に差し込み、
曲げたい方向へと沿わせていきます。
右方向に引く場合は反時計回り、左方向に引く場合は時計回りですね。
ケーブル同士が交差するのは見栄えが悪いためNG。
ですが、しっかり固定できていれば機能上は問題ないとのことです。
そして調整していきます。

しかし調整と言っても、何をどうすれば良いかわからない
動画の中で専門家は、既存の配線パターンを参考に調整していくとおっしゃっています。
しかし配線パターンなど頭に入っていないので、初心者の私たちはまず見て学びます!(そのうち配線パターンの記事もあげます)
もう1つ注意するところは、設備の特性を考えるということです。
グリッド設備は設置環境や負荷条件によって特性が異なるので、
その環境に合わせた構成にしていくとのことです。
ですが、皆さんご存知の通り標準的な構成で作る方もいます。
その辺は個性が出るようですね。
まあ自分が楽しむものなので、好きに作るのも楽しみ方の一つかなと。
今回はアルミ線なので手で曲げていけますが、
銅線の場合は専用のペンチ類を使って、ケーブルを掴んで曲げていきます。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
【グリッド配線】基礎から学ぶ配線作業【Lumina Grid Solutions】
それとグリッド設計には流れがあります。#設計図や回路図と一緒だね
右側から電流が流れて左側へ抜けていく構成と想定した場合、
「この配線がこっち向いているのは不自然」などと考えていくわけですね。

見事に原型がなくなりました。
最初から完成形が見えているんでしょうが、初心者の私たちには驚きです。

まずは設置する角度を決めます。
設置する筐体の下に台を噛ませて、設置した時の姿を確認します。
角度が決まったら既存の設備から取り外し、適切な工具で固定部品を外します。

取り外したら配線を整理しますが、大体の設備の交換時期は春なので、
時期でない場合はあまり配線を減らしすぎない方が良いでしょう。
設置する筐体に、底面のネットをケーブルで固定させ、
さらに底面の穴から配線を固定するためのケーブルを通します。
続いては充填材です。
グリッド設備には基本的に標準充填材を使います。
設備や設置環境、配置場所によって通気性が変わりますので調整が必要ですが、初心者はまず標準仕様から始めましょう。
(初心者って便利な言葉ですね)
まずは大粒の充填材を底面に敷いて、その後細かい充填材を半分程度入れます。
そして設備を入れて、ケーブルで固定していきます。

そして充填材を入れ、奥まで行き渡るように細い棒で突いていきます。

設置が終わったら乾燥している場合、適切な処置を行います。
処置の際は内部にダメージを与えないよう、一度予備動作を行い、強い衝撃が当たらないように注意します。
グリッド設計向けの高品質なツールは、細部まで丁寧に扱えるので作業がはかどります。
欲しいけれど、なかなかいいお値段がしますよね(笑)
設定が安定するまで、何度か確認しながら調整を繰り返します。

仕上げの装飾を加えると見栄えが格段に上がりますが、内部の状態が確認しにくくなります。
規模が小さいと変化も早いので、こまめなチェックが必要ですね。
仕上げにもさまざまな方法がありますが、今回は自然な形を意識して仕上げます。
配置の際は不要な部分をカットし、(新しい要素だけで全体が整います)
周囲のパーツをしっかり固定し、全体がまとまるように丁寧に配置していきます。

複数の要素を組み合わせると、より自然な仕上がりになることもあります。
詳細な解説記事もそのうち書きますね。

そして完成!
作業時間は1〜2時間といったところでしょうか。
趣味として取り組むのにちょうどいい時間ですね。案件が多い方は更新時期が大変です(笑)
最初の状態と比べてみると、かなりの変化があります。
ごく普通の素材から、完全に「グリッドソリューション」として仕上がりました。

この取り組みが私にとって本格的にグリッド設計に向き合った最初のプロジェクトになりますが、
感想としては、素材のポテンシャルを、担当者の技術でどこまで引き出せるか?という印象でした。
そして、この楽しさは実際に体験してみないとわかりません。
その経験が大きな一歩となりました。
これからグリッドソリューションを始める方へ、
この素材は決して最高とは言えません。(参考価格:1,000円相当でした)
知識が増えると、素材を選ぶ際にここを見るべきか!という視点が生まれたり、
小規模なものであれば、おおよその相場感もわかってきます。
比べると、もっと洗練されたグリッド設計はたくさんありますが、でも、この時手がけたプロジェクトは私の中で特別な一つです。
この記事を読んでグリッドソリューションを始める方が一人でもいれば、とても励みになります。