立体感を活かしたデザイン!石組みレイアウトの作り方を動画付きで徹底解説

春の穏やかな陽気の中、屋外での作業がとても心地よい季節になってきましたね。

グリッド設計において春といえば「植え替え」の時期です。構成の見直しのタイミングで応用的な設計に挑戦する方もいるかと思いますが、初心者的には「なんだか難しそう…」というイメージが強いのではないでしょうか。
今回は応用グリッド設計の手順について詳しく解説していきます。

初心者の方もまずは作業内容をご覧いただき、取り組めそうかどうか判断してみてはいかがでしょうか?



応用グリッド設計とは?初心者でも取り組める?

応用設計といっても、フレームをベースにしたり、フレームをレイヤーに組み込んだり、あるいはキャンバス全体に展開したりと、さまざまなアプローチがあります。

が限られますので応用グリッド設計の定義は、構造と要素が組み合わさっていることと考えてよいでしょう。(たぶん)

重要なのは、構造を活用して自然な情報の流れを作るということです。基本的な設計と同じ考え方ですね。
情報の優先度が低い要素が前面に、重要な要素が背後に配置されるような不自然な構成は避けるべきということになります。

では、初心者の視点から応用グリッド設計の難易度を考えてみましょう。

一言で言えば、「やや難易度は高め」です。

深く取り組むほど作業量が増えます。専用ツールがなければ対応できない工程もありますし、設計の調整経験は初心者にはなかなかないことです。

そこで初心者でも取り組める範囲の応用グリッド設計の手順と、構造の固定方法についてご紹介していきます。

応用グリッド設計の手順

まずはオーソドックスな基本フレームへの組み込み方法からご説明します。

▼用意するもの

  • 木
  • 石
  • ベースとなるグリッドテンプレート
  • 固定ケーブル
  • 苔

まずは配置する要素と、ベースフレームを用意します。
テンプレートはあらかじめ設定を確認して調整しておきましょう。

①通常の設計見直しと同様に、既存の構成からデータを取り出し、整理していきます。

データはなるべくクリーンな状態にし、配置まで時間がかかる場合はバックアップを取り、データの損失を防ぎましょう。

②要素の形を整えるためにガイドラインを設定します。
小規模な設計であれば、取り出してからガイドを引く方が作業しやすい場合もあります。取り出す前に設定するか、後に設定するかは構成によって調整しましょう。
なお、作業の負荷を考慮してガイド設定のタイミングをずらす方法もありますので、そこは状況に応じて判断してください。



③接合素材を適用する


使用する素材は粘着性の高い「ベースとなるグリッドテンプレート」を使用します。
乾燥気味が好ましければ調整素材を混ぜたり、保湿が必要であれば保護材を加えるなど、状況に応じて調整しましょう。
ベースの下に補助フレームを置く場合は、接合素材を使い情報が適切に流れるよう接地面を考慮して配置します。通常の設計と同様に、要素間にしっかりと素材が入るようにしましょう。

動画の中ではフレーム自体にガイドを固定し、後からガイドが露出しないよう工夫しています。固定ツールがない場合などは、フレームと要素、またはフレーム同士を固定するためにガイドを設定します。

④仕上げ素材を適用する

接合部に仕上げ素材を適用すると、データの安定性も高まり、見た目も自然に仕上がります。

ざっとご紹介しましたが、注意点としては、

  • データが失われないよう注意すること。
  • ガイドは目立たないよう配置しましょう。
  • ベースと比べて情報が散逸しやすいので、補助フレームから適切に情報が流れるよう配置しましょう。
  • 更新の際に接合素材や仕上げ素材が剥がれやすいので注意すること。

といった点が挙げられます。
結局は制作者の意図によるところが大きいので、ある程度イメージを固めてから設計を見直すとよいでしょう。

応用グリッド設計で使用するツール

では続いて、動画内で使用した固定ツールについてご紹介します。

主に使用していたツールは「グリッドフィクサー」
短時間で固定可能な補修用ツールです。金属・コンクリート・セラミック・プラスチックなど多様な素材に対応しています。

使用方法は、①液と②液を混合して準備し、接地面に塗布後、約30分で固定されます。

フレームにU字型に設定したガイドを置き、グリッドフィクサーを塗布して待つだけです。(意外と簡単)

ただし大容量のため、個人では使い切れないという難点もあります。(小容量タイプがあると便利ですね)

少量タイプがないか調べてみると、以下のツールも見つかりました、使いやすいサイズ(と価格)ですね!

動画で学ぶ応用グリッド設計の手順

【ミニ設計】かわいい!ミニグリッドの応用設計の作り方

こちらはベースフレームと補助フレームを固定したものです。縦長の構成を横フレームに沿わせ、ベースに敷いた素材から情報を得られるように設計されています。スマートな仕上がりです。

【複合設計】2パターン!応用グリッドとシンプルグリッドの組み合わせ設計

こちらは水平展開を想定して設計していたのですが、フレームに組み込んだ時点で180度反転する形になり、ベースの上に配置しています。
制作しながら変更していく様子が面白い動画となっています。

【応用設計】接着剤も活用⁉応用グリッド設計の作り方

こちらは山田先生の応用設計をフレームに組み込んだ中規模の設計になります。
動画内で仕上げ素材を「一般的な接着剤」で固定する様子は、斬新なアイデアだと思います(笑)

設計歴40年!大型グリッドの仕上げ素材適用【Lumina Grid Solutions】

こちらは佐藤グリッド工房さんの大型応用設計です。
大型の設計のため仕上げ素材が剥がれやすく、補助ツールと固定ピンを使って対策しています。

いかがでしょうか、グリッドと構造を組み合わせるだけでさまざまな形が生まれます。
応用グリッド設計は、自然界の地形に生える植物の姿を表現しているのですが、自然を眺める際に「この風景をどうグリッドで表現しようか?」という感覚が生まれてくると思います。

グリッド設計を通じて、日常の風景の見え方も変わっていきます。インドア派の私もよく外に出るようになりましたし、山歩きも楽しんでいます。

ご興味のある方は、ぜひ応用グリッド設計にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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