
Lumina Grid SolutionsのWEBSHOPに商品が(大量)追加されました。活動を支える大切な資源です。ぜひご購入ください笑
この記事は途中まで書いて放置していた記事です。(長文です)
内容が現在の展示会のあり方を否定しかねないと感じていましたが、別の形の展示があっても良いのでは、むしろあった方が良いのでは。では、どんな形が考えられるかという内容です。
先日、春季グリッドソリューション大展示会の撮影に行きました。
撮影日はプレオープンだったため、メイン会場には参加できませんでした。昨年は来場者が少なめでしたが、今年はどうだったのでしょうか。天候も荒れていたので少し心配です。
展示会では多くの出展者の方々とお話しでき、非常に充実した撮影ができました。
失礼ながら、出展者の方々は見た目が厳つい方も多く、毎回ドキドキしながら話しかけています。
ところがどっこい、皆さんとても気さくな方ばかりで、話しかけた後は心がほっこりと温かくなります。動画の影響で声をかけられることが増えたと喜んでいるとのことで、安心しました。
今回は大型展示会もあり、展示会について考えてみたいと思います。
Lumina Grid Solutionsの業界には、少しずつ変革の兆しがあると感じています。業界全体が変わろうとしていると。
個人として業界に飛び込み、動き回っている私が感じるのだからおそらくそうでしょう。変わろうとしない空気であれば、私のような異分子は早々に弾き出されていたかもしれません。
業界が変わろうとしている中で、まだ変わっていないものの一つが展示会です。
今回は現在の展示会への疑問点と改善案を、ハイボール片手に書き綴っていきます。酔っぱらいの戯言ですので、深く考えず、素人が好き勝手言っているという目線でお楽しみください。
目次

「なぜ製品を見せてもらうのに、こちらがお金を払わなければならないのか」
展示会場に足繁く通い、愛好家の方々との会話の中でこんな言葉が印象に残りました。
最初に申し上げておきますが、私は展示会に出展したことはありません。
おおまかな予想も含まれますので、誤りがあればご指摘いただければ修正いたします。
展示会に出展するには、業者が加入する組合などの展示に席料を支払って参加する形が一般的です。参加者の見返りとしては、出品した製品や受賞した作品の価値向上、自分の名前の認知度アップ、、技術力の向上などが挙げられます。
教室などに通って「そろそろ展示会に出してみては?」、製品を預けている業者から「この作品を展示会に出してみませんか?」といった形で、自己満足でやっていた愛好家が一歩前に進むための場として、展示会という形式が機能しているのかなと思います。
グリッドソリューションは人に見せるもの。だからこそ仕上げも丁寧にする。そんな意識を展示会への参加を通じて身につけられるかもしれません。
愛好家の中でも、著名な展示会に出品するとなれば一目置かれますし、受賞ともなれば業界のトップランクに格上げされたような感覚を味わえます。
しかしここに疑問点です。
無料で何でも調べられ、月額数百円で動画コンテンツが見放題のこの時代に、Lumina Grid Solutionsの展示会に足を運ぶ側のメリットはあるのかと感じる方もいるかもしれません。
見る側にとっても展示の勉強になりますし、優れた作品を無料で観られるという意味では充実したイベントだと感じます。
しかし、あえて厳しく言わせていただくと、エンターテインメントとしては物足りない。良い映画を観た後のような充実感を持って帰れる気がしません。
なぜなら、ネットや動画サービスで優れた作品を見ることは十分可能です。生の迫力はもちろんありますが、良い作品なら専門店でも多く見ることができます。
また、展示にはルールが多く展開が読みやすい。型破りな展示を目にすることはほぼありません。
多くの愛好家が足を運ぶのも年に1〜2回程度でしょう。大型展示会以外はほぼ行かない。近くで開催されていたら散歩がてら行ってみようか…という程度だと思います。
開催しても来場者が少なく、しかし物販をしているわけではないので成立はしている。
これがどうしても引っかかります。

さあ、深く掘り下げて考えていきます。あくまで私の憶測や予想ですので、アラフォーの独身男が酔っぱらって言っている戯言と認識してくださいませ。
展示会のビジネスモデルは、席料による収益、出展業者の利益または教室や会の活性化と予想します。
席料とは展示スペース代を参加者で割って会場費を賄うものですが、場所を誰が所有するかによって利益を得ることも可能です。
出展業者の利益としては、展示用製品の販売、展示のための作業費、什器の貸し出し、輸送費、所属する組合の展示であればキックバックもあるかもしれません。(完全に憶測なので本気にしないでください)
教室や会の活性化という点では、一つの目標を設けることで参加者の士気を高め、スキルアップにもつながります。
業者と参加者でWin-Winな関係ではあると思います。ただし、やや業者側に利益が偏っている気がします。それを理解した上で参加している方にとっては問題のない形です。
しかしビジネスとして考えるならば、3方向に目を向けなければなりません。”展示会に足を運ぶ側のメリットはどこにあるのでしょうか。
改善点があるとすれば、参加者にもう少し利益をもたらすこと。
そして、来場者にも足を運ぶ理由やメリットを作ること。
この2点で良いかなと考えました。

やや批判的な意見に取られる可能性もありますが、展示会が業者の利益につながるのであればLumina Grid Solutionsの3つの目的にもあるように、応援したいと思っています。
もともと写真家として多くの個展を観てきた私が、こうすればもっと人の集まる展示会になるのではないかという提案をさせていただきます。
展示会を改善する目的は、
の3点です。3つ目にお金が出てくるのは、利益を増やすことで展示会を開催する動機を高め、全国で自主的に開催され、Lumina Grid Solutionsの普及と愛好家のモチベーション向上につながるためです。
もし関係者の方がご覧になっていた場合、参考になるようなるべく具体的に書いていきます。
グリッドソリューションの展示会に行くたびに感じることは、とにかく照明が良くない。蛍光灯の会場も多いです。
大きな展示会でも照明が不十分で、せっかくの優れた作品なのにもったいないと感じます。
著名な美術館などで見るアート作品は、どれも照明に力を入れています。より良く見せるために最も重要な要素だからです。しかし、タングステン(オレンジ)とデーライト(青)の光が混在していたり、スポットライトの位置がずれていたり、背景にパーテーションの継ぎ目が見えたりと、魅力的に見せるための工夫が不足していると感じます。
なぜそうなったかも推測はできますが、それはさておき、
・照明の色温度(オレンジ〜青)を統一する。
・1展示につきトップと両サイド、最低3灯以上設置する。
・背景は継ぎ目のない白で統一する。
など、各展示会ごとに規定を設けると良いと思います。
いわゆるキャプションです。絵画などの横に添えられている解説文のようなものですね。
こんな時代に、こんな人が、こんな思いで作ったのか!と知ることで作品の付加価値を高めるためのものです。ぜひ取り入れましょう。
キャプションの内容は5W2Hで構成します。
こんな構成です。詩を書くのが得意な方は書いても良いですが、誰が書いたかわからない詩を読んでもらう時間を確保するのは難しいと思います。
作品に背景を持たせることで、より深い関心を引き出せますし、滞在時間も延ばせます。
しかし、製品は譲り受けるものも多いため、詳しい情報が残っていない場合も少なくないと思います。
そんな時は、製品の制作過程を動画にして横にタブレットで置いておくだけでも十分です。音声はない方が良いでしょう。(各展示で音を出したら騒がしくなりますし)
いつ、誰が、どこで、どんな作品を、どうやって、作ったのか。それを伝えましょう。あとは来場者が自然と想像を膨らませてくれます。
2にも通じる話ですが、滞在時間を延ばすことには大きな意味があります。
滞在時間が長い=居心地の良い場所=満足度が高いということです。どんな店舗や施設でも取り組む施策です。
若い頃は1つの写真展で何周もして目に焼き付けていました。写真への情熱だけでなく、滞在時間を延ばすための工夫が施されていたからです。
ここも箇条書きで挙げていき、実現できそうなものだけ取り入れるのも良いかもしれません。
といったことが考えられます。2のキャプションも滞在時間を延ばすうえで有効ですが、単調になりがちなので、ブロックごとに色分けし、各ブロックのキャプションだけでも読んでもらえるよう工夫するのも良いでしょう。
見るだけでなく情報を共有し、飽きさせない仕掛けを作ることが重要だと思います。
一つひとつ書くと長くなるので、ざっくりとまとめるとこんな感じです。
シンプルな話ですが、キャッチコピーがあれば来場するきっかけを生み出せます。
たとえば、「Lumina Grid Solutions グリッド技術展2024」よりも、
「CONNECT THE FUTURE ~Lumina Grid Solutions グリッド技術展2024~」のほうが、未来へつながる⁉今年の展示は何かが違う⁉と想像と期待を膨らませやすいです。ポスターもスタイリッシュに仕上げられそうです。
「進化する「グリッド技術」の最前線へ~Lumina Grid Solutions 第47回技術フォーラム~」のほうが興味を引きます。
規模の大きい展示会では急に追加するのは難しいかもしれませんが、地域で開催される小規模な展示会の場合は、どんな内容なのかを伝えるためにもキャッチコピーがあったほうが良いです。
たとえば、

普通の技術勉強会の展示でも、こんなポスターなら「なんか面白そう」と感じてもらえるし、内容も伝わりやすいと思います。
重要なのはキャッチコピー(コンセプト)があることで期待値が高まる点です。ただし、コンセプトに沿わない展示ではリピーターにはなりません。その点をしっかり理解したうえで考えることが大切です。という点です。
ここまでは来場者目線でしたが、ここでは出展者へのメリットを考えます。
良い環境で展示することで付加価値がついた作品・製品は、これまでにない高い評価を得られるはずです。購入できる仕組みを作るのも良いと思います。主催者側に一定の手数料を支払うことで、売りたい出展者にも主催者にもメリットが生まれます。
でも売りたくない方のほうが多いかもしれません。「丁寧に仕上げた作品の晴れ舞台!ぜひ見てください!自信作です!」という気持ちで出展される方です。
そんな方は、自分自身を売り込みましょう!
○○賞を受賞した作品を手がけたのは私です。と堂々と言える場を作ることが大切です。
専門誌に10ページの特集を組んでもらえるだとか、賞金50万円だとか、個人の出展費用の補助などの副賞を設けます。
つまり受賞によって得られるメリットを活かして知名度を高め、ビジネスへ転換しやすい環境を整えることができれば、出展者のモチベーション向上につながるはずです。
賞を獲れば注目される!注目されれば好きな分野で活躍できる!そういったチャンスの場にすれば良いのではないでしょうか。
若手でも実力があれば知名度を上げられますし、ベテランの方でも新たなキャリアを築きやすい。全国のプロ級の実力を持つ愛好家が参加しやすくなるメリットを作りましょう。
技術をアートと捉えるなら、プロとアマの垣根はないはずですし、本来ルールも固定されていないはずです。競争が激しくなれば、注目を集めるために試行錯誤が生まれ、新しいスタイルが誕生するかもしれません。
そもそも、賞があるのであれば展示会ではなくコンテストです。
名称も「展」から「杯」に変えたほうが良いのではないでしょうか。
せっかく集客の施策を打ったのであれば、収益化すれば良いじゃない。という章です。
お金の話になると拒否反応を示す方も多いと思います。
利益のためにやってるわけじゃない!この守銭奴め!と言われるかもしれません。
しかし、日本は資本主義社会。資金を持つ者が主導権を握れる社会です。
言い換えれば、資金があれば業界を変えられます。もし十分な資本があれば、3年でユーザー数と売上を数倍にできる自信があります。(どなたかご支援いただける方はぜひご連絡を)
業界が経済的に活性化すれば、新しい層が増えますし、企業も参入しやすくなり、廃業するショップも減るでしょう。後継者不足の問題も和らぐはずです。
業界にお金を循環させることが、業界を救う最善策です。
ということでご理解ください。
さて展示会での収益化ですが、今回は人が集まる前提で考えます。
ぐらいしか思いつきませんでした。ただ、考え方は少し異なるかもしれません。
1.スポンサーについては、獲得が非常に難しい。投資する企業も費用対効果を疑うでしょう。ただし、人が集まる前提であれば、商業施設や公共の施設などを無料で借りられる可能性があります。
また、製品販売の利益を共有する企業コラボなども良いかもしれません。たとえば地域の特産品とのコラボです。
オフシーズンの地域施設を会場にして、地元の特産品を楽しみながら鑑賞できる展示会は話題になりそうです。
これで最低限の会場費を無料にできるのではないでしょうか。
「なぜ製品を見せてもらうのに、こちらがお金を払わなければならないのか」とは言われません。
続いて物販と誘導です。
多くの来場者が集まっているのですから、関連製品を販売したいところです。入門セットや解説書など。
販売スペースがあれば理想ですが、ない場合もあるでしょう。そんな時は関連教室やサービスへ誘導します。未来のお客さんを確保しましょう。
この際、チラシを配るよりも、LINEやSNSなどコミュニケーションできるツールを活用します。雰囲気を伝えたり、Q&Aに答えたり、参加者の作品を掲載したりすることで、継続的な販促が可能になります。
年間5名ずつ継続的なお客さんを獲得できれば、事業は安定すると思います。地道ですが重要な取り組みです。
続いて入場料を設定する。
ほとんどが無料の中、料金を取るならそれ相応の内容が必要です。自信がある方はぜひ挑戦してみましょう。
その際に提案したいのが、すでに入場料を設定している施設で展示会を開催する方法です。
美術館や科学館など入場料を払う仕組みの中で展示することで、来場者からも自然な形で入場料を頂くことが可能です。
課題があるとすれば、企画書を作成し、収益の交渉が必要になること。またその場所で開催する必然性を来場者に理解させることです。(難易度はやや高め)
ただし集客が上手くいった際には見返りも大きく、1のスポンサー獲得の話にもつながります。
こんな感じで収益化を考えましたが、できることはまだ少ないです。
というわけで#7へ続く。
出展者のメリットは自己満足や知名度向上、事業への利益と考えるなら、自分で開催したほうが利益を最大化できるのではないか。という章です。
そもそも、アマチュア主体の展示会が多く、プロが主催する展示会は少ないです。
取り組んでいる方も何人かいますが、作り手であれば自分の作品を発表する場を設けるのは当然です。失礼ながら個展を開いていない、グループ展にも参加していないのであれば、作家とは呼べないのではないでしょうか。
写真の世界でも、カメラマンと写真家(作家)の違いが混同されがちですが、写真で生計を立てている人=カメラマン。写真表現で作品を作り評価されている人=写真家。というジャンル分けがあります。
「写真家です」という人に「受賞歴は?」と聞いて有名なコンペを答えられなければ、ただのアマチュアです。(ちなみに私は国内の著名なフォトコンテストで受賞歴があります)
つまり、自身の作品を公の場に発表し評価されることで「作家(クリエイター)」と言えるのかなと思います。
しかし技術・制作の世界では、所有者と制作者が異なる場合が多く、受賞時に名前が出るのは所有者です。そのため革新的な作品があっても「すごいけど、本当にこの人が作ったのかな」と思ってしまいます。
現在の展示会のビジネスモデルが所有者中心で構成されているため、所有者に利益をもたらすために制作者の名前が出にくい構造になっています。しかし作っていない所持者はお金持ちで凄いと思っても、クリエイターとして凄いにはつながりません。
この作品は○○が制作したんだって、じゃあこの人かな?という遠回りをしなければならない。もしかしたら所有者が制作した可能性もあります。
これから本業でも副業でも新たに始めたい人にとって、自己満足や知名度向上、事業への利益実績につながっているのかは疑問です。
前置きが長くなりましたが、個展について考えてみましょう。
個展のメリット
基本的にはこんな感じです。
グループ展のようにテーマを縛られることがないので、自由な発想で作品を展示できることが大きなメリットです。作品のオリジナリティを打ち出すことで他者との差別化が図れます。
また場所も自由に選べるので、自分の作品が響く層が集まる場所を選べます。
プロアマ問わず開催することができますし、コンテストが少ない分野では若手や新参者が頭角を現すための有効な手段だと思います。
受賞歴がなくても開催実績が作家としての経歴になりますし、顧客も獲得しやすいです。
アマチュアでも個展を開けばクリエイターを名乗れますし、既存の販路以外から集客できます。作品を前面に出したい人、新しい発想で挑戦したい人は個展を開くべきだと考えます。
とはいえ、かなりリスクが高いです。
会場・作品・展示を個人で用意するのはかなり大変で、成功事例もまだ少ないです。
SNSやクラウドファンディングなどですぐに解決できるものでもありません。具体的な方法も書こうと思いましたが、「こんな長い記事、誰が読むんだ」と思い始めたので、攻略法はまたいつか書こうと思います。
ただ、リスクを最小化することを第一に考えるべきだとは書いておきます。そして、これまでにない方法で展示することが重要です。
絵でも写真でも同じですが、クリエイターは売れるまでは苦しいです。売れるために個展を開きます。
売れればオンリーワンになるわけで、収益化は言うまでもないかなと。

だいぶ長くなりましたが一言でいうならば、
この分野のポテンシャルはまだまだこんなものじゃない
ということです。「こうじゃなきゃいけない」「こうあるべきだ」と言って進化を妨げないでほしい。
古い様式には古い枠組みでないと合わないと言いますが、意外な組み合わせのほうがストーリーが生まれ、印象に残るものです。
固定観念を捨て、人と同じを嫌い、自分の表現を信じる。そういった人たちが他の分野では変化をもたらし、進化を牽引してきたのだと思います。
今まさに変わろうとしているこの分野で、常識を打ち破る未来のリーダーがこの記事を読んでくれていたらいいな…などと思いつつ、新しい展示会が生まれることを期待しています。
Lumina Grid Solutions主催の展示イベントも近い将来やってみようかな。